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新しいビルトインガスコンロには、安全装置として「Siセンサー」がバーナーに搭載されています。
🟥Siセンサーが、鍋底の異常な温度上昇や、ガス漏れを見張って、コンロが原因で起こる火災を防ぐことができます。
🟥Siセンサーは、2008年から国が決めた安全基準により、3口全てのバーナーにが搭載されています。
消防庁において、住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者数と損害額は半減、焼損床面積は約6割減した結果となりました。。
防炎品の繊維は小さな火源に接しても容易に燃え上らず、もし着火しても自己消火性があり、際限なく燃え広がりにくいです。
燃えやすい調度品に防炎処理が施されたものを使えば、延焼を遅らせ初期消火するチャンスが生まれてきます。
🟥防炎物品が必要なところ
🔹寝具類(ふとん、毛布など)
🔹依頼(パジャマ、エプロンなど)
🔹家具(椅子、ソファー、ベッドマットレスなど)
🔹バイク自動車のカバー(放火で狙われやすい)
住宅用消火器は、一般家庭で使いやすいように開発された消火器で、軽量で、高齢者や女性などでも使いやすく、火元をねらいやすくなっています。
消火は下の方である火元に合わせます。煙に圧倒されて火の上にかけてしまいます。火元を狙いましょう。
🟥消化できるか確認します。
🔹火元が確認できる。
🔹煙が背丈より低い。
🟥消化できない判断する基準はこれです。この基準を超えたら、即避難して、119番で通報してください。
🔹煙が天井に達している。煙が背丈より高い。
🔹煙が熱気で火元に近づけない。火元が見えない。
石油ストーブ、天ぷら油の鍋など油分の多いものには水をかけてはいけません。爆発的に炎が広がる危険があります。消火器がない場合に役に立つのが、濡らしたタオルや布です。
🟥ぬらしたタオルや布をかぶせるときのポイントや注意点です。
🔹バスタオルやシーツなど大きめのもの
🔹ぬらしたら水がたれない程度に絞る
🔹油の鍋の手前から鍋全体を覆うようにかけます
🔹複数枚かぶせると効果的
🔹火が消えたと思ってもすぐにとらない
🔹炎が大きすぎる場合は無理せず避難を優先
🟥消火の後はコンロの火を消し、ガスの元栓を閉め、油の温度が下がるのを待ちましょう。
毎年11月ごろに自治会から消火器販売・引き取り(処分・リサイクル)のご案内をしています。
消火器販売の詐欺には十分注意してください。
🟥早く逃げ始める
🔹住宅火災では火災発生から逃げるために使える時間は3~5分ほどなので、とにかく早く逃げることが大切です。
🔹火災はゆっくりと広がるのではなく「急激に様相が変化」します。ごく初期には局所的だった燃え方が、ある時点を超えると急速に広がり、瞬く間に部屋全体が炎に包まれます。この現象をフラッシュオーバーといいます。
🔹玄関から逃げるのが一番安全ですが、2〜3階にいて階段が使えない場合は、避難用のロープや雨どいなどを伝って降りましょう。
🔹ロープがない場合は、シーツやカーテンを結んでロープの代用にすることもできます。
🔹火元の部屋から避難するときは、部屋の窓やドアを閉めて逃げるのも忘れずに。
🔹火災への空気の供給を遮断し、周辺への延焼と煙の拡散を遅らせて、逃げるための時間を確保するためです。
🔹火災を周りに知らせるときには「火事だー」と大声で叫んでください。火災による被害を最小限にするためには、周りに知らせることが必要です。
🟥煙を吸わない
🔹出口まである程度の距離がある場合は、煙を吸わないよう口と鼻をタオルやハンカチでおさえ、姿勢を低くして床近くの空気を吸いながら床を這うように逃げましょう。
🔹煙は高いところからたまり、煙の量が増えると床近くまでさがってきます。
🟥逃げたら、もどらない
🔹火災の現場から脱出したら、絶対に戻らないようにしましょう。
🔹逃げ遅れた人がいたら、そのことを消防隊に伝え、消防隊による救助を待ちましょう。
🟥やけどを負ってしまったら
🔹やけどをしたら直ちに水で患部を冷やします。
部位や範囲にもよりますが、水道水で5分から30分ほどを目安に冷やしましょう。ただし小児や高齢者の広範囲の場合に長時間冷やすと低体温になることがあるので注意が必要です。
🔹着衣が燃えてやけどした場合は、衣服を無理に脱がさず、そのまま冷やしましょう。
消防車が到着するまでの時間が、神奈川県の場合、10.3分(令和5年度)かかります。それまでの初期消火が大切になります。
当自治会内には、消火栓8か所、消火箱5箱を設置しております。
🟥毎年開催している防災訓練で消火活動が体験できます。